グラフィックアーティストのバンクシー、日本でも今ではすっかり有名ですよね。
描かれた作品は社会風刺が込められていると言われ、強いメッセージを感じます。
2018年には、英国のオークションで作品が落札された瞬間に、シュレッダーで裁断されて、世間をあっと驚かせました。
シュレッダー事件として有名になったこの時の作品は《ガール・ウィズ・バルーン》。
バンクシーはこの作品をたびたびか描かれているそうです。
《ガール・ウィズ・バルーン(Girl with Balloon)》を含めたバンクシーの数点が、今年(2020年)日本で見られることをご存知ですか?
いくつかの展覧会が開催予定です。
その中のひとつ、「バンクシー展 天才か反逆者か」
実は本当ならすでに横浜で展覧会が開催中なのですが、コロナ感染予防のため休館となっています。
でも、落ち着いたら見られる可能性はあります。
バンクシーの作品が見られる展覧会について紹介します。
バンクシーが日本で見られる!【初開催】
画像:日経おとなのOFF 2020年美術展より
まず、バンクシーについて紹介します。
バンクシーとは?
イギリスを拠点に活動する匿名の芸術家。世界中のストリート、壁、橋などを舞台に神出鬼没に活動している。アート・ワールドにおいてバンクシーは、社会問題に根ざした批評的な作品を手がけるアーティストとして評価されているほか、テーマパーク、宿泊施設、映画の制作など、その活動は多岐にわたる。バンクシーの代表的な活動スタイルであるステンシル(型番)を使用した独特なグラフィティと、それに添えられるエピグラムは風刺的でダークユーモアに溢れている。その作風は、芸術家と音楽家のコラボレーションが活発なイギリス西武の湾岸都市ブリストルのアンダーグラウンド・シーンで育まれた。
引用:バンクシー展HPより
バンクシーって、とにかく謎だらけでどんな人なのかはわからないんだよね。
そして、日本で初のバンクシー展が開催となったのは、横浜でした。
BANKSY(バンクシー)展 天才か反逆者か
画像:日経おとなのOFF 2020年美術展より
2018年からモスクワ、マドリード、リスボンなど世界4都市で100万人以上を動員する展覧会「BANKSY展 GENIUS OR VANDAL?(バンクシー展 天才か反逆者か)」が日本に初上陸しました。
実は横浜・アソビルで3月15日から開催予定でしたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の為、今は休館しています。
予定では、9月27日までとなっています。
バンクシーの展示作品は?
「POLICY」「PROTEST」「CCTV」などテーマごとに作品をまとめ、裏側にある制作意図をあぶり出して行きます。
日本でも多くの人に知られる、平和へのメッセージが込められた《LOVE IN THE AIR》や希望を願う《GIRL IS BALLOON》、社会的弱者をドブネズミに重ねた《RAT》シリーズなども展示されています。引用:バンクシー展HPより
見どころは?
壁面ごと展示した作品も!
バンクシーのリアルを堪能できるチャンス
本展覧会では、バンクシーの世界観を追体験する展示も多く用意されています。迫力満点の大型3面スクリーンでは、これまでの活動を紹介するイメージ映像が広がります。作家の制作風景を連想させるインスタレーションでは、ステンシルの型やスプレー缶、制作イメージ映像などから、パンクシー像が浮き上がってきます。他にも、2015年に企画されたアートと風刺のテーマパーク《ディズマランド》の映像インスタレーションや、パレスチナに建てられたホテル「ザ・ゴールド・オブ・ホテル」の再現など多彩な表現が迎えてくれます。
引用:バンクシー展HPより
もう楽しそうで、ワクワクしてきます。
「バンクシー展 天才か反逆者か」の開催内容
イベント名 | バンクシー展 天才か反逆者か |
開催期間 | 2020年3月15日~9月27日 10:00~20:30(最終入場20:00)※会期中無休 |
会場 | アソビル 神奈川県横浜市西区高島2-14-9 アソビル |
観覧料 | 平日 大人2,200円 大・専・高1,800円 中学生以下1,200円 土日祝 大人2,400円 大・専・高2,000円 中学生以下1,400円 |
アクセス | 横浜駅みなみ東口通路直通、横浜駅東口より徒歩2分 |
地図 | |
HP | https://banksyexhibition.jp/ |
2020年4月の情報です。
開催期間、時間は予定されることもあります。
バンクシーって誰?展
画像:日経おとなのOFF 2020年美術展より
また、8月からは「バンクシーって誰?展」が東京で開催予定です。
メルボルン、テルアビブ、アムステルダム、オークランド、トロント、マイアミなど、世界各地で巡回中の人気大型店をベースにした、日本独自の展覧会を開催。シュレッダー事件で話題を集めた匿名アーティストバンクシーをプライベートコレクターが所要するオリジナル作品の数々とインスタレーションなどで紹介される。
大阪へも10月から巡回予定で楽しみにしています。
「バンクシーって誰?展」の開催内容
イベント名 | バンクシーって誰?展 |
開催期間 | 2020年8月29日(土)〜12月6日(日) 11:00~20:00(金・土曜は21:00まで) 9/1 10/13 10/20の火曜日は休館日 |
会場 | 寺田倉庫G1ビル 東京都品川区東品川 2-6-4 |
観覧料 | 未定 |
アクセス | りんかい線「天王洲アイル駅」B出口より徒歩4分 東京モノレール羽田空港線「天王洲アイル駅」 中央口より徒歩5分 |
地図 | |
HP | https://whoisbanksy.jp/ |
2020年4月の情報です。
開催期間、時間は予定されることもあります。
最後に
画像:日経おとなのOFF 2020年美術展より
初めて開催されることになったバンクシーの展覧会。
本当に貴重な機会です。
まだ、今の段階ではいつから見られるか、はっきりとわからないのが残念ですが、
夏までには、この騒動も追いついて、無事に開催されることを願っています。
私も、10月からの大阪での開催を楽しみにしています。
最近、バンクシーが自宅に絵を描かれた様子がニュースになっていましたが、
コロナが終息したときには、どこにどんな作品を描いてくれるのか、楽しみだね。