ジョハンナ・バスフォードさんの塗り絵本『ねむれる森』より一角獣のページを塗りました。
今回は、私がずーっと前に観た美術作品『貴婦人と一角獣』を参考に配色を考えてみました。
私はよく画像やなにかの絵を見ながら、塗り絵の配色を決めます。
自分では思いつかない色が塗れて、新鮮です。
どんな風に色を決めて塗っていったのか、完成までの流れを書いてみます。
『ねむれる森』より一角獣の塗り絵
『ねむれる森』の中のページです。
「猛々しい一角獣も乙女の前にはひざまずくという」と書かれています。
このページを見て思い浮かんだのは、フランスの「貴婦人と一角獣」のタペストリー。
大きな6枚からなる連作タペストリーですが、2013年に来日したときに観に行ったんです。
展覧会の紹介のポストカードが残っていました。
ポストカードは1枚のタペストリーの一部ですが、これを見ながら色を決めていきました。
三菱色鉛筆のNo.880と888を使いながら塗っていきます。
葉っぱのデザインは緑系統で塗り、アクセントに赤茶色と黄土色でオレンジっぽい色を入れてみました。
ポストカードの木の部分を参考にしました。
一角獣はぜんぶ白にすると物足りないので、タテガミとしっぽは紫と茶色で塗ってみました。
体にも少し肌色に茶色、ねずみ色に薄い水色などを入れています。
真ん中の剣のようなデザインは青にしました。
ポストカードで多く使っている暗めの紺色を、塗り絵では青色を使ってみた感じです。
ひと通り塗れました。
「貴婦人と一角獣」の作品を見ながら背景の色を考えます。
作品で印象的な赤色と紺色も使いたいですね。
でも、内側の下半分はベージュ色にしてみました。^^
これは肌色に黄土色を重ねています。
その上を紅色で塗ってみました。
最後に藍色をまわりに塗りました。
本当は、ポストカードのようにもう少し暗めにしたかったんですけど。
だから、少し黒色を足してみました。
さらに、ダイソーパステルの基本色から、ぐんじょうとパステルを塗ってみました。
こんな感じになりました。
やっぱり、明るい青になってしまったけど、まぁこれはこれでいいかな。
ここでフィキサチフを吹きかけました。
本当はパステルを塗る前に吹いたほうがよかった気もします。
フィキサチフが乾いたら、ベージュぽい色の上につちいろを足してみました。
完成
完成です!
青い背景の部分をもう少し工夫できないかな、と考えたりもしています。
紅色をもっと背景に使ってみてもよさそうです。
「貴婦人と一角獣」の作品のように、背景に図柄を入れれたらいいなー、と思ったり。
とても難しそうですけどね。^^;
これはこれで満足しています。
今回も楽しく塗れた1ページでした。
昔に観た「貴婦人と一角獣」を懐かしく思い出した塗り絵でした。